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「PCR検査で陽性は感染している?」

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全国的に再び新型コロナウィルスの感染者数が増えているようにメディアでは報告されています。
感染しているかどうか判断できるPCR検査ですが、一般的に鼻に綿棒を挿入して粘液を採取し検査します。しかし、よく考えていただきたいのは我々はウイルスや異物を体に入れないシステムが備わっています。鼻毛や鼻腔内が粘液で覆われているのは、この部分でトラップするためです。

この時点ではウイルスは存在しますが、「感染」しているわけではありません。ウイルスが細胞の中に入ってDNAを複製し、増殖したウィルスが細胞外に出ていく状況が「感染」です。

鼻腔内にはrhamnosus, L. Casei, L.などの乳酸菌類がいてウィルスの侵入をブロックしています。
やはり水際で対応するのが一番重要という事です。先日渡哲也さんが肺炎で亡くなりましたが、この肺炎も口腔ケアをしていると発症リスクが有意に下がる事が報告されています。コロナも全く同じです。うがいを頻繁にすることをお勧めします。

現在アメリカでもっとも人気のあるサプリメントはビタミンDです。これは欧州20か国で平均血中ビタミンD濃度が低い地域でコロナウィルス罹患率、死亡率が高くなっているという報告がなされたからです。時にスペイン、イタリアでは高齢者のビタミンDレベルが非常に低かったと報告されました。
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現在考えられているビタミンDの感染予防メカニズムは免疫細胞を通じてカテリシン、ディフェンシンという抗菌ペプチドを作り、ウィルスの複製を阻害しているといわれています。
しかも日本人のほぼすべての年齢層でビタミンDが不足しているという疫学調査が出ています。
シミを気にして日光を避けて、魚をあまり食べない人が危ないのです。
因みに、食べ物からビタミンDを取るにはあんこうのきも、しらす干、いわし、身欠きにしん、かじきなど魚をしっかり取ることが重要です。

ビタミンDを含む食品をバランスよく摂って頂き、元気で健康豊かな毎日をお過ごしください。
  
  
  
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